2017年09月18日
天然鮎と放流鮎

今年の荒川玉淀の話と前置きした上で、先日釣った大きな鮎が天然遡上だと書いた根拠を書き進めます。天然鮎の証と言われる下顎側線孔が4対綺麗に並ぶのは、最近の養殖技術からすると判断材料とは言えないようですが・・・綺麗に4穴2列!写真レベルが低くてBlogでは伝わらないかもしれないけど




埼玉県水産研究所から頂いたデータの一部です。鱗の数で天然遡上と放流鮎を識別していますが、これもよく言われる通り鱗がきめ細かいのが天然鮎の裏付けです。それを踏まえ、写真で良く見て頂きたいのが背鰭の長さです。


背鰭の長さに着目・・・上写真一枚目、5月初旬に県知事の許可を得て採捕した遡上鮎。二枚目、9月16日に玉淀で釣った鮎。 下写真1枚目、4月18日に放流した静岡産の放流鮎。写真下二枚目、6月14日に玉淀で釣った鮎です。


幼魚の頃から背鰭の長さが違うのがわかりますよね?埼玉県水産研究所からもお話を頂きましたが、背鰭で簡単に見分ける事が出来るのが今年の荒川玉淀鮎の特徴との事です。つまり、日本海側天然鮎のように背鰭が長い鮎が天然遡上と思うのは間違いなのです。この結果は長年アラタマを見てきたオトリ屋さんも驚いていましたね(笑)
長くなりましたが、玉淀から3分の家に生まれて45年、中央漁協の寄居支部長初年度でしたが、遡上鮎・放流鮎共に釣果に恵まれました。動画のように来季も遡上鮎のサポートをして、アラタマの豊漁に力添えしたいと思ってマス

この記事へのコメント
まったく同意見でそのうち記事にしようかと思っていました。
個人的見解ですが日本海側(下越〜山形)
小さくて天然っぽいですが違う気がします。
小さくても釣り味や追いかたが違います。
今の天然はウロコが荒くなってヒキが弱くなったのなら納得しますが…(汗)
個人的見解ですが日本海側(下越〜山形)
小さくて天然っぽいですが違う気がします。
小さくても釣り味や追いかたが違います。
今の天然はウロコが荒くなってヒキが弱くなったのなら納得しますが…(汗)
Posted by てんちゃん
at 2017年09月18日 23:24

下顎側線孔が対象になってるのは知ってましたが・・・
側線上の鱗の数も決め手になるとは知りませんでした!
科学的根拠に元図いているので、信ぴょう性は高そうですね♪
そして何といっても背長さは、海から遡上した力強さの象徴でもありますよね!
最後に、組上げ放流とか我が漁協も見習わなくてはいけないと感じました。
頭首工で遡上を阻まれた鮎って、結構多いんじゃないかと思いますもんね・・・(汗)
側線上の鱗の数も決め手になるとは知りませんでした!
科学的根拠に元図いているので、信ぴょう性は高そうですね♪
そして何といっても背長さは、海から遡上した力強さの象徴でもありますよね!
最後に、組上げ放流とか我が漁協も見習わなくてはいけないと感じました。
頭首工で遡上を阻まれた鮎って、結構多いんじゃないかと思いますもんね・・・(汗)
Posted by おび♂
at 2017年09月19日 18:01

>>てんちゃん
大きな目で見れば、天然鮎と言えども放流鮎との交配で質が変わってるのかもしれないけどね。
ヒキが弱くなったと感じるのは、最近の竿のパワー上がったとも言えるけど(笑)
>>おび♂さん
学者じゃないんで、さすがに鱗の数までは数えてられませんけどねw
魚道が機能してても、鵜のエサになってる場合があります。
汲み上げせずとも、川に人が居る事が重要なんですよね(´∀`)
大きな目で見れば、天然鮎と言えども放流鮎との交配で質が変わってるのかもしれないけどね。
ヒキが弱くなったと感じるのは、最近の竿のパワー上がったとも言えるけど(笑)
>>おび♂さん
学者じゃないんで、さすがに鱗の数までは数えてられませんけどねw
魚道が機能してても、鵜のエサになってる場合があります。
汲み上げせずとも、川に人が居る事が重要なんですよね(´∀`)
Posted by 狂的KOJI
at 2017年09月20日 18:19
